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1973年のマジソン・スクウェア・ガーデンでのライブを記録した映画「狂熱のライブ」で見るレッド・ツェッペリンは、ロックの醍醐味をたっぷりと堪能させてくれます。 レス・ポールを低めに構えたジミー・ペイジのアクションや、高音でシャウトするロバート・プラントはスクリーンを見つめる僕たちを魅了しました。 「かっこいい」ことこそがロックの第一条件です。 全11曲中の3曲は、71年に発表された彼らの4枚目のアルバムからの選曲ですが、オープニングの「ロックン・ロール」や、続く「ブラック・ドッグ」で一気に観客をステージに引き込んでゆきます。 けっしてベストの演奏ではなかったかもしれませんが、レッド・ツェッペリンが眼の前にいて、レコードで聴いた曲を演奏してくれたらそれだけで幸せ、ということでしょう。
グループ名もタイトルさえも記されていないこのアルバムは、内容の充実ぶりからも彼らの自信がうかがえます。 前作を酷評されて気合も入ったんでしょうが、スタンダード・ナンバーとなった名曲「天国への階段」では、静かなアコースティック・ギターのイントロからハードに盛り上がってまた静かに幕を引くエンディングへと、ただのハードロック・バンドじゃ終わらないよ、というところを見せてくれます。 伴奏なしのロバート・プラントのボーカルから始まるリズム感が絶妙な1曲目から、シンプルでハードな2曲目へと続いた時点で、もう名盤の評価は定まったようなものですが、最後の1曲まで期待を裏切らない出来となっています。
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