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土の中に埋もれた不思議な板を男が懐中電灯で照らしているジャケットが印象的な「コーナーストーン」は、大ヒット曲「ベイブ」を含む佳曲ぞろいのポップな名盤です。 ジャケットの裏側では、建物の中に展示されたその不思議な板を裸の男の子が見つめているところが描かれていて両面とも想像力をかきたててくれますが、名盤は名ジャケットという法則はここでも成立しています。 ポップな曲とハードな曲を交互に並べたこのアルバムは、全篇を通してフレッシュなボーカルとコーラスを楽しむことができます。 デニス・デ・ヤングのちょっと癖のある声は一度聴いたら忘れることができません。 バックのコーラスも透き通るような高音ではありませんが、気持ち良さそうに歌っています。
ベイビー・フェイスの男前、トミー・ショウがバンドに加入した頃からポップで緻密な音作りが多くのファンに受け入れられたようで、叙情的なバラードからハードなロックン・ロールまで、多彩な曲作りの能力を持った彼らの音楽性がこのアルバムで一気に頂点に向かいます。 「ベイブ」がなければシングル・カットされたであろうバラード「ファースト・タイム」や、ハードで歯切れのいいロックン・ロール「ボロウド・タイム」、日本人好みの哀愁をおびたナンバー「ボート・オン・ザ・リバー」など、どれをとっても懐かしい曲ばかりで忘れることができません。 60年代のビートルズのように、全曲シングル・カットできそうなアルバムが70年代には多かったな、と思います。
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